チャイニーズ・ゴースト・ストーリー1

(ニン・ツァイ・サン=レスリー・チャン)  画像はこちら☆




この映画はもう、レスリーが可愛くて可愛くて‥。

何たって30歳の時のレスリー!!

40歳半ばを越して、あの可愛らしさを誇る彼が、

プリチーじゃないワケがない!

しかし‥今まで

『ブエノスアイレス』『欲望の翼』『上海グランド』

と見てきた私は戸惑いました。

「え?このトロくてドンくさいのがレスリー??」

だって始まって早々からドジばかり。

また作品中も、ほとんどが「甘える」か「怯える」か「強がる」のどれか‥。

今まで見てきた映画と余りに違う彼に、

ときめくやら、開いた口がふさがらないやら‥。

でもこれはお薦めです☆

可愛くて笑えて、ついでにスー・シンは美人で(ついでかい)

あとイン導士に唖然とさせられる事、間違いなし。

手からビームは出るわ、いきなり必殺の剣は飛び出すわ

(まるで合体ロボ登場のようだった)

しかし、いかにもなカツラと付けヒゲは勘弁してください(泣)

あと「道」の歌も‥。←でもちょっと病みつき(笑)

あれ‥ドラエもんの歌に似てませんか??<禁句?

そんな強面で強いイン導士も、やっぱりツァイ・サンには形無し。

何かと細かく面倒を見てくれて‥

背中に抱きつかれた時から虜になっちゃったのかしら?

その後も押し倒すわ抱きつくわ。

どこまでも庇護欲を掻き立てる男、ツァイ・サン☆

しかも優しくされると甘えて強気に出るし。

最後には「僕を助けて」といって、

まとわり縋り付いちゃう有様(山賊なんて出た事ないじゃん)

あんたは捨て犬か(笑)

見ようによっては、イン×ツァイ・サンに見えない事も‥ないかも(笑)

「弟」とか言い出すしね(息子でもいい年の差なのでは?)


運が悪いようで、実は強運な男、ツァイ・サン。

何もかも、すっとぼけて知らないうちに切り抜けて、

自分が原因になっている喧騒もさっぱりわかってないし。

「騒々しいね」じゃないでしょー。

いきなり雨が降ってきたり、そしてさした傘は穴だらけだったり、

おまけに水溜まりにまでハマって、

本当にツイてないようにも思えるんだけど、

オオゴトは本人が知らない間に済んでいる運の良い人。

それだけに、ツァイ・サンの周りにいる人たちは大変だ。

みーんなツァイ・サンの面倒を見る羽目に。

しかも本人は自覚してないし。

「今助けに行く!」「あの悪者は引き受けた」

彼女は一人で平気だから。助けてもらってるのは全部アンタよ。

美女にしなだれかかられて

「ごめんなさい」と謝ったり

「僕は濡れていて冷たいよ」と押し返したり、

身体に這わされた手を握っては

「君の手冷たいな」と言って、自分の手とこすり合わせて暖めたり。

唇を寄せられても

「病気じゃない?顔色が凄く悪いよ。医者に見てもらえば」

もっと顔を寄せると彼女を突き放してくしゃみ。

「抱いて運んで」と言われると、彼女の体重を支えきれず、放り出し、

「ダメだよ、重すぎて。手助けがいるな」

そんなやり取りで、スー・シンも、どうして彼の事を「いい人」だと思うのか。

(「トロい人ね」ならともかく)

普通「重すぎて」なんて、言われたら怒るでしょ?

「守る」とか言いながら、彼女が鞭で叩かれている時には、

夢中で桶の中に隠れてるし。

どないやねん。

ちょっとは「ボクって頼りなくてごめんね」くらいの

気持ち持てよ−と思うけど、

彼は彼なりに一生懸命なので、それも全然ないの。

ま、そこが激可愛いんですが(苦笑)

しかしスー・シンも時々ヒドい。

水の中にツァイ・サンを蹴落としたり、突き飛ばす事2回。

しかも彼が吹っ飛ぶくらいの勢いで(笑)

でも一生懸命ツァイ・サンの面倒を見る姿に涙。

ダメ亭主を持つ、女房の苦労を描いた作品ともいえる‥。

あの可愛らしさだからなー面倒みちゃうわなー。

スー・シンの部屋の障子を開けてもらえた時の、

ツァイ・サンの嬉しそうな顔!まるで10歳くらいの子供だよ‥。

しかも最初キスする時、先に目を閉じて待ってるのはツァイ・サンだもんな。

まさかチェリーの役だったの?

でも事の後も幸せそうで良かった。

いままで見たビデオは、全部ロクでもなかったもんなー‥

「欲望の翼」も「ブエノスアイレス」も投げやりな感じで、

「上海グランド」じゃ、途中で遮られちゃうし(泣)

しかし彼女が幽霊だと分かった途端、

ツァイ・サンのあの態度はないよ。豹変しすぎ。


この映画の中で、特に感心したのは、

布の織り成す美しさ、琴が紡ぎだす幻想的な音楽、

指先まで神経の行き届いた優雅で繊細な動き。

欧米映画では、到底味わえない雰囲気にうっとりしてしまいました。

しかしスー・シンの「おかまポーズ」には

一体どういう意味があったんでしょうか?

「怖いわ」かな?

あと「アイヤー」ってのは「あ、痛」なのかしら?


この作品のラブシーンはとてもふんわりしてていいですね。

最近のレスリーが演じる、激しいラブシーンとは大分違う‥。

やはり若さは偉大だ(笑)

特に水中でのキスシーンは美しかった‥。

でも桶の中に隠れ、水中で、

興味深そうに彼女の裸体を見る、ツァイ・サンは笑えました。

その後に「早く着て。見てないから」と言ってもねー‥。


そういやレスリーって、歯を矯正したんですか?

この映画では、ちょっと出っ歯のような?

また乗馬が出来たとは知らなかった‥たいしたモンです★

あと裁判所で見せたお尻、あれはレスリーのものなの?

プリッとしていて赤ちゃんみたい(笑)

スー・シンと一緒に、絵に文章を書き込んでいくシーンがありましたが、

あれは多分ツァイ・サンの字じゃない。

だってレスリーは、字、下手だものー!


魔王にも胸をはだけさせられちゃうツァイ・サン。

上海グランドでもそうだったし。

そうしたくなる、何かが彼にはあるの?‥あるんだろうな(笑)


突っ込みシーン☆


最初、彼が食べようとして、歯が立たなかったアレ、

アレは一体何なんでしょう?

おにぎりかな、と思ったのですが、彼の事です、

うっかり隣に置いてあった石ころでも、

間違って持ってきちゃったのではないでしょうか(笑)

でないと、岩は割れないだろー‥。


カーホウにもらったおにぎり。

どうして吐き出しちゃったのかしら?

しかも吐き出す量が多すぎ。なんぼ頬張ってんねん(笑)


借金を取り立てに寄った宿屋から、

追い出される時ときたら体へにゃへにゃ。

「あぁん、止めて!」って‥

ウィン(注:ブエノスアイレス)より女っぽいわ(汗)

あとカーホウに着物の裾を切られた時、

申し訳なさそうな彼がまた‥

さらにそのまま追い払われる時がナヨナヨしてて(笑)


最初寺に行く時の場面変換。紙芝居かい‥。


ツァイ・サンとスー・シンが一緒に倒れこんだ時。

スーシンの胸を掴んでいた事に気付いたツァイ・サンは

慌てて手を引っ込めてましたが、

まるでエヴァンゲリオンのシンジと綾波じゃありませんか。

しかしあの時シンジは14歳、ツァイ・サンは青年‥

同じような表情とはこれいかに(笑)


スー・シンから貰った手紙、貰ってすぐ落とさないように(笑)


スー・シンが絵を買っていくシーン。

太陽の光はダメだったんじゃなかったの??


スー・シンが妹の疑惑の目を誤魔化そうと、

水桶に近寄らせないとする時も笑えました。

どうしてお互い何も言わないのかな?

「何を隠してるの」くらい聞いてもいいのに。


あと、よく水びだしになるシーンがありますが、乾くの早いよ‥。

まさに「こんなに早く?」「少し乾くのが早いのよ」

しかもドーランの塗りすぎで、顔は思い切り水、弾いてるし(笑)


意に染まぬ結婚話を彼女に打ち明けられて

「いやなんだね?だったら逃げれば?」って‥単純すぎだよ。

出来るもんならとっくにしてるよ。


そういやこの2人、どうして「スー・シン」や「ニン・ツァイ・サン」って、

いつまでもフルネームで呼びあってんの?

(字幕では勝手に「ツァイ・サン」に省略されてましたが)


イン先生、経典くらい暗記してください。

最初の一行だって「ハンニャハラミ」かどうか怪しいもんだ。


ロウロウが蘭若寺に責めてきた時、

一生懸命お経を唱えるのはいいけど、

横にいる下っ端幽霊のスー・シンが平気なのに、

大物のロウロウがダメージ受けるわけないじゃん。

「なぜダメなのかな」じゃないよ。

幽霊のスーシンに「効き目ないわ」と言われちゃおしまいよ(笑)


ロウロウの舌に舐めまわされるツァイ・サン、何だかヤラしいよ‥。


呼び出された幽霊達‥みんな自分の骨壷を持って消えるなんて‥

お行儀が良すぎる!


「(助けに)来たよ!」誇らしそうに言うツァイ・サンに、

即「いいから逃げて!」と叫ぶ彼女。

無理ないわなー今まで掛けられた苦労を思うと(笑)

しかし魔王の体内から飛び出してきた人間の群は怖かった‥

噛み付かれるスー・シンが痛々しい。

最後、お互いの顔も見れず、別れを告げるスー・シンが酷く可哀想で‥。

なのに、その後、ツァイ・サンときたら、イン導士と呑気に

「あれ(虹)を見て。行こう」

とか言って、楽しそうに馬で駆け出して行きましたよ‥薄情な。


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